コーディングをするコーダーの面白さの1つとして、職業選択の幅が広がったことが挙げられる。これまでは会社に行き、その組織の中でコーダーとして働いている人が多かったが、最近ではクラウドソーシングというサービスが普及している。クラウドソーシングとは、簡単に言えば在宅で個人が企業から仕事を請け負える仕組みだ。このクラウドソーシングの登場により、コーダーは会社に勤めながら副業として在宅などで仕事を受けるパラレルワーカーとしても活躍できる。また、会社を辞めて完全にフリーランスになることも可能であり、在宅やカフェなどで自由に仕事ができる柔軟性がある。

コーダーの面白さの2つ目は、アイデア次第で効率化や時間短縮が可能であることだ。例えばアルバイトをしていると、1時間で1000円というように時給で決まっている。どれだけ効率化して働いても、1000円という金額は変わらない。しかしコーダーなら、どのようなアイデアを出し、どのようにコーディングするかによって、1時間あたりの金額も変わってくる。あるコーダーでは1時間1000円であっても、優れたコーダーならば1時間で5000円や10000円にすることも可能だ。

これは経験を積めば積むほど、時間短縮が可能になっていき、アルバイトのように、いくら効率化しても報われないといった、モチベーションの低下を軽減することにもつながる。このことは、働く上でこれ以上にない味方になってくれるだろう。また、キーボードを打つスピードを上げることによっても、さらなる時間短縮が可能になる。